「木場」の地名の由来

東京都江東区にある「木場」にはオフィスビルを中心とした複合施設「深川ギャザリア」やイトーヨーカドー木場店がある。2010年4月に完成した深川ギャザリアには、りそなホールディングス、りそな銀行の東京本部が移転している。

木材置き場があった場所

木場とは木材置き場のことで、1641年(寛永18年)の江戸大火の後に徳川幕府は隅田川の東岸であるこの地を木材置き場とし、建築用の木材が大量に運び込まれた。その後、東方に新たな木材置き場が造成され、1701年(元禄14年)、この地は木材問屋が買い取り、「深川木場町」と名付けた。明治維新以降になると、木場の周辺はゴミなどによる埋め立てが進み、目の前から海は消えていった。1973年(昭和48年)以降、木材置き場としての木場の役割は、木材業者とともに「新木場」に移転したが、「木場」の地名はそのまま残った。木場の木材置き場の跡地は、現在「木場公園」になっている(所在地は江東区平野)。


大きな地図で見る

「木場」のデータ

人口8,571 人(2012年12月1日時点)
郵便番号135-0042
区域一丁目~六丁目
東京メトロ東西線「木場駅」

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「江東区の地名の由来」「東京の地名の由来

関連記事