「巣鴨」の地名の由来

東京都豊島区にある「巣鴨」はJR山手線の駅があり、「おばあちゃんの原宿」として有名で、多くの高齢者で賑わっている。とげぬき地蔵の通称で知られる高岩寺こうがんじや江戸時代に中山道の休憩場として栄えた巣鴨庚申塚こうしんづか(現在の庚申堂・巣鴨猿田彦大神さるたひこおおかみ)がある。

鴨の巣があった場所

この地に大きな池があり、鴨が群れて棲んで多くの巣があったことに由来するという説がある。他にも、この近くを流れる石神井川に対して、洲処面すがも(洲に向き合った場所という意味)に由来するという説もある。「洲鴨」、「須賀茂」、「須賀母」などとも表記されていたが、1745年(延享2年)に「巣鴨町」が成立した。巣鴨町通りの北部には幕府の薬草栽培政策に伴い、巣鴨御薬園があった(現在の東京都中央卸売市場豊島市場がある場所)。


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「巣鴨」のデータ

人口17,523 人(2012年11月1日時点)
郵便番号170-0002
区域一丁目~五丁目
JR山手線・都営地下鉄三田線「巣鴨駅」

「西巣鴨」のデータ

人口12,479 人(2012年11月1日時点)
郵便番号170-0001
区域一丁目~四丁目
都営地下鉄三田線「西巣鴨駅」、都電荒川線「庚申塚駅」

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カテゴリー「豊島区の地名の由来」「東京の地名の由来

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