「矢来町」の地名の由来

東京都新宿区にある「矢来町やらいちょう」は新宿区の北東に位置し、神楽坂の西にあたる。町の全域となる台地や、包蔵地・屋敷などが区指定の遺跡として認定されている。

かつて竹矢来があった

この一帯はかつて小浜藩主・酒井忠勝の下屋敷があった。忠勝は三代将軍家光との信頼が厚く、家光はこの下屋敷を度々訪れた。この屋敷の周囲に矢来(侵入者を防ぐため竹で組んだ囲い)が築かれたことから、矢来町となったという。この酒井邸の竹矢来は江戸名物の1つに数えられていた。矢来公園にはこの地が小浜藩邸であったことを記す碑がある。現在、矢来町は神楽坂駅の所在地であり、新潮社やアディダス日本法人の本社がある。


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「矢来町」のデータ

人口4,249 人(2013年1月1日時点)
郵便番号162-0805
区域矢来町のみ
東京メトロ東西線「神楽坂駅」

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カテゴリー「新宿区の地名の由来」「東京の地名の由来

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