「鯛」(たい)の名前の由来

タイは、スズキ目タイ科の魚の総称だが、普通タイといえばマダイを指すことが多い。タイ科にはマダイの他に、クロダイ、キダイ、チダイなどが含まれる。

「タイ」の語源は、平安時代の法令集『延喜式えんぎしき』(927年)には「鯛」のほかに「平魚」とも書いていることから、たいら魚の「たいら(たひら)」が「タイ(タヒ)」になったと考えられる。

漢字の「鯛」は、中国の文献に「骨の端がもろい魚」という意味の記載があるが、タイは歯も顎の骨も硬く、ひれには丈夫な棘があり、「骨の端が脆い魚」ではない。そこで、もう一つの意味である「調和のとれた魚」が考えられる。まんべんなく調和がとれていて、どこでも(周=あまねく)見ることができる魚である。また、昔からお祝いに用いられ、先祖を祭り、一族の繁栄を祝福するための魚であった。そのため、「一族に幸せを行き渡らせる魚」という意味を込めて、魚へんに「周」の「鯛」の字になったとも考えられる。

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カテゴリー「魚へん漢字の由来

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