昔、郵便配達員に拳銃を持つことが許されていた

東京都墨田区にある郵政博物館には郵便配達員に配られていた実際の拳銃が展示されている。

郵便制度が始まった明治の初め、現金など金目の物を目当てに強盗が郵便配達員を襲う事件が多発した。さらに、山間部への配達の際にはクマが出没するなどの事件もあった。これらのことから、郵便配達員は拳銃の所持が許可された。ちなみに、警察官が拳銃の所持を許可されたのは大正時代に入ってから。警察官が刀を持つことしか許されていなかった時代に、郵便配達員は拳銃を持っていた。

2016/10/12

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カテゴリー「歴史・文化

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