東京駅の地下ホームは地下水に浸かっている

東京駅には中央線・京浜東北線・山手線などの地上ホームと総武線・横須賀線などの地下ホームがある。総武線・横須賀線のホームは地下5階に位置し、この場所は現時点で地下水よりも下にある。

もともと東京では地下水を大量に組み上げていて、地下水の量が減ってしまい、地盤沈下が危険視される状況であった。そこで地盤沈下を防止することを目的に、1956年(昭和31年)に地下水の汲み上げを制限する法律「工業用水法」や条例などが制定された。

地下水の汲み上げ制限により地下水の水位は回復したが、逆に地下水が増えたことで、東京駅の地下ホームが地下水に浸かるという状況になってしまった。これは水位が下がっている時に地下ホームを造ったためで、地下水は地下3階付近まで達している。

本当なら地下ホームは地下水で溢れてしまう位置にあるが、導水管を設置して湧き出る地下水を品川区の立会川に放流するなど、さまざまな工事の工夫により現在の総武線・横須賀線の地下ホームを使用できる状況にしている。

また、東京駅では地下水の増加により、その水圧で駅舎が浮き上がるという問題もある。その防止策として、1999年(平成11年)に地下ホームに鉄製のおもりを置いたり、グラウンドアンカーという地中深くの岩盤にアンカー杭を打ち込む工事などが行われている。

2017/07/04

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カテゴリー「鉄道・飛行機

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