「小倉あん」の語源・由来

小倉あんとは、つぶし餡やこし餡に蜜で煮て漬けた大納言小豆を加えて加工したもの。

京都の北西部(京都市右京区嵯峨)にある小倉山がその由来で、この周辺が良質な大納言小豆の産地であった。この小豆は809年頃に空海が中国から持ち帰った小豆の種子を栽培したもので、和三郎という菓子職人が砂糖を加え煮つめて餡を作り御所に献上したとされている。

他にも、小豆の粒が鹿の白い斑紋に似ていることから、鹿と言えばモミジ、モミジと言えば紅葉で有名な京都の小倉山との連想に由来する説や、小倉山に赤く紅葉した木が点在している様子が、小豆のブツブツに似ているので、小豆の粒あんのことを小倉あんと呼ぶようになったという説もある。

小倉山については、小倉百人一首(26番)において貞信公(藤原忠平)が「小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば 今ひとたびの みゆき待たなむ」(小倉山の峰の紅葉よ。もしお前に心があるのなら、もう一度天皇の行幸があるまで、散らずに待っていてくれないか)と詠んでいる。

2017/09/13

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