日本初の冷凍食品は「冷凍いちご」

日本で初めて市販された冷凍食品は、1930年(昭和5年)に戸畑冷蔵(現:日本水産)が発売した「イチゴシャーベー」(冷凍いちご)とされている。

冷凍いちご
画像元ハザードラボ

冷凍食品はもともとアメリカにおいて、あまり日持ちのしないジャム加工用のイチゴを輸送に適するために冷凍にしたのが始まりと言われている。

イチゴシャーベーはジャムへの加工を目的としたアメリカのものとは違い、イチゴそのものを味わう商品であった。同年、または翌年の1931年(昭和6年)に大阪梅田の阪急百貨店でイチゴシャーベーが販売されたという情報もある。物珍しさもあって当初はそこそこ売れたという。

また、日本で初めて販売された調理冷凍食品は、1955年(昭和30年)に日本冷蔵(現:ニチレイ)が発売した「茶碗蒸し」だったという情報がある。

その後、冷凍食品が注目されたのが1964年(昭和39年)の東京オリンピックであった。冷凍食品に適した解凍、調理法が研究され、外食産業分野での利用が始まった。そして、1970年代には、冷凍冷蔵庫や電子レンジの普及、ファミリーレストランの拡大により冷凍食品は広く普及していった。

リンク日本水産Wikipedia

関連記事

2017/9/23

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「食べ物

関連記事