「ハイボール」の名前の由来

ハイボール(Highball)とは、日本ではウイスキーをソーダ水で割ったもの(ウイスキー・ソーダ)のことである。名前の由来については諸説ある。

ハイボール
画像元角ハイボール(サントリー)

①.開拓時代のアメリカの鉄道で、ボール信号というのが一般的に使用されていた。ボールが上がっていれば「進行」(go)、上がっていなければ「停止」(don't go)である。駅員が隣の駅のボール信号を望遠鏡で見ながらバーボンをチビチビやっている時にボールが上がったら(ボールがハイになったら)列車が来るというので、ソーダ水を入れて一気に飲み干して駅に行ったという。ボール信号に由来する説である。

②.イギリスのゴルフ場のカウンターでウイスキーを飲んでいた人が、急に自分の打つ順が来たことを知らされ、慌ててそばにあったチェイサーにウイスキーをあけ飲んだところ非常においしかった。または、当時珍しかったウイスキーのソーダ割りを試し飲みしていた。そこに、たまたまハイ・ボール(高く打ち上がったゴルフボール)が飛んできた。その時「これがハイボールだ!」と言ったという。ゴルフボールに由来する説である。

他にもソーダから上昇する泡をボールに見立てて、ハイボールと呼んだという説などがあるが、上記の2つが有名で、バーテンダー発祥地・アメリカのバーテンダー養成学校では、①のボール信号に由来すると教えている。一方、サントリーは公式サイトで諸説ある中で②が一番有名な説だと述べている。

リンク「ハイボール」の名前の由来(サントリー)

2017/10/20

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カテゴリー「語源・由来

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