パプリカは色ごとに栄養価・効果が違う

パプリカは、ナス科の多年草であるトウガラシ属トウガラシの栽培品種である。カラーピーマンの一種であり、日本では肉厚で辛みがなく甘い品種のことを指す。

さまざまな色のパプリカ
パプリカ
画像元Wikipedia

トウガラシの仲間だが含まれているカプサイシンは劣性遺伝子なのでピーマンと同じように辛くない。さまざまな色のパプリカがあり、黄色、オレンジ色、赤色でそれぞれ栄養価と効果が違う。

黄色のパプリカには美肌効果が期待できるビタミンC、抗酸化作用のあるルティンが含まれる。オレンジ色にはゼアキサンチンが含まれ、目を紫外線などから守る効果がある。赤色には抗酸化作用があるカプサイチンが含まれる。

色の違うパプリカは本来は同じ野菜で、収穫時期の違いで色と栄養価が変わる。栽培していると緑色→黄色→オレンジ色→赤色の順で色が変わるため、黄色よりも栽培期間が長くコストがかかる赤色のほうが少し値段が高い。

品種によっては緑色→オレンジ色、緑色→赤色に変わるものもあり、白色や紫色のパプリカも存在する。紫色のパプリカには視覚機能の改善が期待できるアントシアニンが含まれる。完熟したパプリカは甘みと酸味がありフルーツのような味になる。

枝豆・大豆・もやしについて

ちなみに、同じものからできている食材として、枝豆ともやしがある。緑色で未熟な状態で収穫するのが枝豆で、豆として成熟すると大豆になり、それが発芽するともやしになる。

枝豆=大豆=もやし
枝豆と大豆ともやし
画像元オカモトラボ

こちらも栄養価と期待できる効果が変わり、枝豆にはスタミナ不足を防ぐビタミンB1、むくみを解消するカリウムが含まれる。大豆には美肌効果と更年期症状の緩和が期待できる大豆イソフラボンが含まれる。もやしには免疫疲労回復が期待できるビタミンCとミネラルが含まれる。

2017/10/23

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カテゴリー「食べ物

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