新潟県の燕三条駅は300年の因縁で命名された

新潟県の燕三条は高度な鍛冶技術を持った職人の街。金型製作や包丁などが有名で、他にもiPhoneケースにも採用された金属を鏡のように磨く技術もこの地で生まれた。

燕三条には不思議なスポットがあり、新幹線の駅名は「燕三条駅」だが、高速ICの名前は「三条燕」となっている。

燕三条駅
燕三条駅
画像元:めくるたび

三条燕IC
三条燕IC
画像元:ルートナビ

「燕三条」と「三条燕」の名前には300年にわたるドロドロの因縁がある。燕と三条は両方とも市の名前で、燕市と三条市は隣同士。この2つの市は江戸時代から対立しており、今も仲が悪く、新潟出身の内閣総理大臣・田中角栄(1918~1993年)もかつて手を焼いたほどだった。

江戸時代、燕は職人の街、それに対して三条は商人の街だった。燕の職人は自分の作った物を商人に売ってもらわなければならないが、それを売って歩いたのが三条商人であった。その時、三条商人が意外と買い叩いたりした。三条の職人が作った物は高く売ってくるのに燕の職人が作った物は安くしろと買い叩くため、もともと恨みがあって仲が悪かった。

そんな場所に上越新幹線を通すことになった時、間を取って駅を市の境に造ることになったが、お互いがメンツを保とうとして話がまとまらなかった。そこに角栄が登場し、駅名は「燕三条」とし、駅の所在地は「三条市」とする。その代わり、高速ICの名前は「三条燕」とし、所在地は「燕市」とする。こうして全体のバランスを取った折衷案でこの問題を収めた。

2017/11/21

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カテゴリー「地理・地名

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