アフリカの子どもの日(6月16日 記念日)

アフリカ統一機構(OUA、現:アフリカ連合)が1991年(平成3年)に制定。

1976年(昭和51年)のこの日、南アフリカ共和国・ヨハネスブルグ郊外にあるソウェト地区で黒人学生によるデモ行進が暴動に発展した「ソウェト蜂起」が起こった。

当時、アパルトヘイト政策を敷く南アフリカ政府は、学校でゲルマン語派のアフリカーンス語の授業の導入を決定した。アフリカーンス語を「白人支配の象徴」と見なす黒人、特に学生たちの間に激しい反発が起こり、数週間に亘って黒人学生が授業をボイコットする事態に発展していった。

同年のこの日、ソウェトでは学生たちが「アフリカーンス語強制」に反対する抗議集会とデモを展開した。それに対して警察隊が出動、催涙ガスなどを使用して鎮圧を試みるがデモ隊は投石で応酬。これがきっかけとなり暴動が発生し、武装警察の無差別な発砲などにより、500人以上が死亡、2,000人以上が負傷する流血の惨事となった。

この記念日は、教育のために立ち上がった多くの学生の子どもたちのことを忘れないための日。また、アフリカの子どもたちについて考える日である。南アフリカではこの日は「青年の日」として祝日にもなっている。

リンクWikipedia

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「6月の記念日」「今日は何の日

関連記事