詰め替えの日(6月25日 記念日)

埼玉県川越市に本社を置き、化粧品の開発・製造・販売などを手がける株式会社ちふれ化粧品(現:ちふれホールディングス株式会社)が制定。

日付は1974年(昭和49年)6月25日、第1次オイルショックによって原材料が高騰している中、価格の維持や省資源を推進するために、同社が詰め替え化粧品を発売したことから。

詰め替え用商品を多くの人が利用し、省資源活動を推進させて環境保護の大切さを実感してもらうことが目的。記念日は2014年(平成26年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

詰め替えの日

詰め替え化粧品について

今では当たり前になった詰め替え化粧品だが、日本は1950年代半ばの高度経済成長とともに大量消費時代に突入し、化粧品に限らず容器は使い捨てが当たり前であった。そんな中、1973年(昭和48年)に第1次オイルショックが発生し、あらゆる資源が不足し、物価が急騰した。

ちふれ化粧品でも容器を作るプラスチックがなくなってしまう事態になった。同社は「限りある資源を大切にしたい」「品質を落とすことなく手に入れやすい価格のままお届けしたい」という想いから、日本で初めて「詰め替え化粧品」を開発した。

詰め替え化粧品(チューブタイプ)

そして、化粧水・乳液・クリームなど10種類・25商品の詰め替え化粧品が誕生した。発売当初は本体容器に比べ簡易的なパッケージで、キャップがなく、先端をハサミで切って開封するチューブタイプであった。その後、1997年(平成9年)にパウチタイプに進化し、さらに使用樹脂量を大幅に削減することが可能となった。

詰め替え化粧品(パウチタイプ)

関連する記念日として、同社は4月20日を「肌には知る権利がある記念日」、11月1日を「化粧品カーボンフットプリントの日」に制定している。これらは、ちふれグループが創業時から大切にしている「正直な情報公開」や「省資源への想い」をもとに実現させた取り組みに基づき、制定された記念日である。

リンクちふれホールディングス

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カテゴリー「6月の記念日」「今日は何の日

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