結核予防週間(9月24日~30日)

1962年(昭和37年)から厚生省(現:厚生労働省)・日本医師会(JMA)・結核予防会(JATA)などが中心となってこの時期に統一された。

1925年(大正14年)4月28日に貞明皇后(大正天皇の皇后)が結核予防に関する令旨を出されたことを記念し、結核予防会がこの日を「結核予防デー」としたのが始まりである。戦後の1949年(昭和24年)にこの運動が復活し、都道府県単位で適当な時期を選んで街頭で結核検診などが行われ、1951年(昭和26年)からは10月前後の秋の週間行事に改められていた。

結核予防を含む結核に関する正しい知識の普及啓発を図ることが目的。結核に関する周知ポスターやパンフレット「結核の常識」などを作成・配布している。その他、全国各地で街頭募金や無料結核検診、健康相談などを実施して、結核予防の大切さを伝えている。

結核予防週間ポスター

結核について

結核(Tuberculosis)は、結核菌によって発生する日本の主要な感染症の一つである。毎年新たに約17,000人の患者が発生し、約2,000人が命を落としており、世界的にみても日本はまだ結核の低まん延国ではない。

いわゆる空気感染を起こし、一般的には肺の内部で増えて、咳・痰・呼吸困難などの症状を呈することが多いが、肺以外の腎臓・骨・脳など身体のあらゆる部分に影響を及ぼすことがある。また、結核菌に感染した場合、必ずしもすぐに発症するわけではなく、体内に留まった後、再び活動を開始し、発症することがある。

関連記念日について

3月24日は「世界結核デー」(World Tuberculosis Day)となっている。これは世界保健機関(WHO)が制定した記念日で、1882年(明治15年)にドイツの医師・細菌学者のロベルト・コッホが結核菌を発見し演説を行った日に由来する。

リンク厚生労働省結核予防会Wikipedia

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カテゴリー「9月の記念日」「今日は何の日

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