女性に対する暴力廃絶のための国際デー(11月25日 記念日)

1999年(平成11年)12月17日の国連総会で制定。国際デーの一つ。「女性に対する暴力撤廃の国際デー」ともされる。

英語表記は「International Day for the Elimination of Violence against Women」。

1960年(昭和35年)のこの日、ドミニカ共和国の政治活動家であったミラバル3姉妹が、ドミニカの支配者ラファエル・トルヒーヨの命令で手下により惨殺された。

ミラバル3姉妹は「六月十四日運動」として知られる反トルヒーヨ政権グループを形成するなど、トルヒーヨの独裁政権に対する反対運動に身を投じていた。ミラバル3姉妹の死は大衆の大きな怒りを招き、6ヵ月後のトルヒーヨ暗殺の一つのきっかけになったと考えられている。

女性に対する暴力廃絶のための国際デー

国連では、この日から12月10日の「世界人権デー」までを「性差別による暴力廃絶活動の16日間」と定め、オレンジ色をその象徴として周知・啓発を行っている。

日本では、2001年(平成13年)から総理府(現:内閣府)が、「女性に対する暴力をなくす運動」として11月12日からこの日を最終日とする2週間実施している。女性に対する暴力根絶のシンボルであるパープルリボンにちなんで、初日の11月12日に東京タワーや東京スカイツリーなどを紫色にライトアップする「パープル・ライトアップ」を実施している。

パープル・ライトアップ

パープル・ライトアップには、女性に対するあらゆる暴力の根絶を広く呼びかけるとともに、被害者に対して、「ひとりで悩まず、まずは相談をしてください。」というメッセージが込められている。

リンクUnited Nations内閣府Wikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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