オートフォーカスカメラの日(11月30日 記念日)

1977年(昭和52年)のこの日、小西六こにしろく写真工業(後のコニカ)が世界初の自動焦点(オートフォーカス)カメラ「コニカC35AF」を発売した。

コニカC35AF

当時行った市場調査の結果、撮影済みフィルムの失敗要因の36%がピンぼけであることが判明した。その解消を目指した技術開発によって生まれたのが「コニカC35AF」である。この自動焦点カメラは、シャッターを押すだけで自動的にピントを合わせてくれる画期的なカメラであった。

この「コニカC35AF」は「ジャスピンコニカ」という愛称で呼ばれ、誰でもピンぼけせずに撮れるということで、それまでカメラに縁のなかった女性や中高年層の市場を開拓した。そして、このカメラは2年間で100万台を売る大ヒットとなった。

ちなみに、「小西六写真工業」の「六」は、1873年(明治6年)に東京・麹町で創業した時の店の名前である「小西屋六兵衛店」に由来する。

米穀商から商いを始めた「小西屋」は、東京でも有数の大商店であった。6代目の六右衛門は25歳の時に写真館で撮影した写真に感動し、写真材料の取り扱いを始めた。その後、家業から独立、日本橋に写真材料と薬種を取り扱う「小西本店」を開業した。

関連する記念日として、1839年3月19日にフランスの画家・写真家のルイ・ジャック・マンデ・ダゲールが写真機を発明したことに由来して、3月19日は「カメラ発明記念日」となっている。

リンクコニカミノルタWikipedia

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カテゴリー「11月の記念日」「今日は何の日

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