1916年(大正5年)のこの日、初の国産飛行船である陸軍の「雄飛号」が、所沢(埼玉県)~大阪で実験飛行を行った。
「雄飛(ゆうひ)」は、大日本帝国陸軍の軍用航空船である。実験飛行は途中、中間点の豊橋(愛知県)に着陸してのものであった。所要時間は合計11時間34分。なお、所沢への帰還飛行は機関不調のため行なわず、機体を分解し陸送された。
「雄飛」の主要諸元は以下の通り。様式:軟式パルセバール、容積:1万m3、重量:8.1t、全長:85.0m、全幅:15.5m、全高:22.5 m、乗組人員:6~12名、巡航速度:57.6 km/h、最大速度:68.4 km/h、昇騰高:2.5km、最大航続時間:20時間。
同機が製作された埼玉県所沢市ではこの雄飛を記念して作られた焼き菓子「雄飛焼き」が販売されている。「雄飛焼き」は、1930年(昭和5年)に「帝国優良品大審査会壱等賞金牌」を受賞しており、昔と変わらぬ素朴な味で所沢名物となっている。
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