国連が2006年(平成18年)に制定。国際デーの一つ。
英語表記は「International Day for Mine Awareness and Assistance in Mine Action」または「International Mine Awareness Day」で「国際地雷デー」とも称される。
対人地雷への理解と関心を深めること、地雷除去の支援を呼びかけることが目的。
地雷は残虐な兵器であり、紛争が終わって数十年が経っても、この見えない殺人兵器は地中に潜み、新たな犠牲者を生み続けている。
地雷の残る土地では、農民は作物を植えられず、難民は帰還できず、子どもは遊ぶことすらできない状況になってしまう。また、人道援助の配給は妨げられ、平和維持要員の展開にも支障が出る。紛争終結後の社会では、地雷が依然として、復興と再生への大きな障害となっている。
国連は、1997年(平成9年)に国連PKO局内において国連地雷対策サービス部(UNMAS)を設立し、国連組織内の地雷対策活動を調整し、国連PKO活動の一環として、地雷除去、政策提言、地雷回避教育、地雷廃棄、被害者支援などの地雷対策を行っている。