2004年(平成16年)の国連総会で制定。国際デーの一つ。「国連南南協力デー」とも呼ばれる。
英語表記は「International Day for South-South Cooperation」または「United Nations Day for South-South Cooperation」。
1978年(昭和53年)にアルゼンチンの首都ブエノスアイレスで開催された国連総会で「ブエノスアイレス行動計画」が採択された。この国際デーは、南南協力の重要性について啓蒙し、南南問題を解決することを目的としている。
「南南問題」とは、1980年代以降顕著になった、南側の開発途上国とされる国の間での経済格差の問題である。「南北問題」が、先進国と開発途上国の間における経済格差の問題を指して使われる。開発途上国の中でも、エネルギーなどの資源保有国と非資源国との間には大きな経済格差が生じ、政治的・経済的な問題となっている。
「南南協力」とは、「途上国相互の協力」のことで、開発途上国同士が、政治・経済・社会・環境・技術などの分野において、それぞれの得意分野で相互に協力するための枠組みである。
リンク:United Nations、コトバンク