1904年(明治37年)のこの日、イギリスの劇作家ジェームス・バリー(James Barrie、1860~1937年)の童話劇『ピーターパン』(Peter Pan)がロンドンで初演された。
原作は『小さな白い鳥』(The Little White Bird)というタイトルで、その後、何回か筆が加えられ、1904年に『ピーターパン』として上映された。
『ピーターパン』は、大人にならない永遠の子どもたちがおとぎの国・ネバーランドで楽しい冒険を繰り広げる物語。その後、ニューヨークでも上演され大ヒット。1953年(昭和28年)に、ウォルト・ディズニーのアニメーション映画にも登場した。
ピーター・パンは、ロンドンのケンジントン公園で乳母車から落ちたところをベビーシッターに見つけられず、迷子となったことから年を取らなくなった。その後、海賊のフック船長やインディアンのタイガーリリーが住む異世界・ネバーランドに移り住み、妖精・ティンカーベルと共に冒険の日々を送る。
ネバーランドにはピーターと同じように親とはぐれた迷子の子どもたち(ロストボーイズ)がおり、ピーターは彼らのリーダー的な存在である。