〔オリンピック〕第1回アテネ大会の競技数と最初の優勝者

1896年の第1回アテネ大会で行われたのは8競技43種目。陸上競技、水泳、体操、レスリング、フェンシング、射撃、自転車、テニスであった。

体操競技の1種目としてウェイトリフティングが実施されており、かつてはこれを競技とカウントして9競技としていた時期もある。また、当初はヨットがもう1競技として予定されていたが、悪天候のために中止になったことで、8競技となった。では、120年後の2016年(平成28年)の第31回リオデジャネイロ大会ではいくつの競技・種目であったかと言うと、28競技306種目だった。競技数は第1回から少しずつ増え、28競技にまでなった。

第1回アテネ大会の最初の金メダリスト(授与されたのは銀メダル)はどの種目で誰だったかというと、三段跳びのジェームズ・コノリー(アメリカ 1868~1957)である。アテネ大会の最初の決勝種目が三段跳びであったために第1号の栄光を手に入れることができた。記録は13m71cmで、開会式が行われた4月6日のことだった。

コノリーは名門ハーバード大学在学中にオリンピックのことを知り、大学を休学して参加しようとしたが、まだオリンピックのことをよく知らなかった大学側はその休学願いを拒否。コノリーは大学を中退してオリンピックに参加したという。また、このアテネ大会で、走高跳で2位、走幅跳でも3位に入っている。その後、ジャーナリスト、作家として活躍し、1957年1月20日に88歳で没した。

2016/10/5

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カテゴリー「スポーツ

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