過去のやり投げの記録はどんどん伸びて100mを超すようになった。やがて、やりがフィールド内におさまらないようになり、競技が危ないという状況になった。
その時の記録は1984年(昭和59年)の東ドイツのウベ・ホーン選手の104m80cmで、トラックギリギリのところまで飛んだ。そこで、やりの方を変えて距離を縮めようと、1986年に新規格に変更された。その方法は、やりの重心を4cm前に出したこと。このように100mを超えないように調整したため、人類最高記録は出ない。現在の世界記録はチェコのヤン・ゼレズニー選手の98m48cmとなっている。
2016/10/1
カテゴリー「スポーツ」