俳人・杉田久女(すぎた ひさじょ)の1946年(昭和21年)の忌日。
1890年(明治23年)5月30日に鹿児島県鹿児島市で生まれる。旧姓:赤堀、本名:杉田久(ひさ)。俳人・赤堀月蟾の妹であり、幼い頃に兄より俳句の手ほどきを受ける。
高浜虚子に師事。1932年(昭和7年)に女性だけの俳誌『花衣』を創刊・主宰するが、5号で廃刊となる。1934年(昭和9年)に中村汀女・竹下しづの女などとともに『ホトトギス』同人となるが、その後に除名される。
不遇の中、56歳で死去。死後『杉田久女句集』(1952年)、『久女文集』(1968年)などが刊行された。自己高揚的・情熱的・男性的な句風で知られ、女流俳人の中でも異色の存在である。