2000年(平成12年)の「対がん同盟結成を呼びかけるパリ憲章」に基づき、国際対がん連合(Union for International Cancer Control:UICC)が2002年(平成14年)から実施。英語表記は「World Cancer Day」。「世界がんの日」ともされる。
がんへの意識向上と予防・検出・治療への取組みを促し、がん対策の政治的優先事項としての向上を目的としている。また、誤った情報を正し、スティグマ(負の表象・烙印)を低減することを目指している。この日には、がん患者への支援を示すため、様々な活動が行われる。
国際対がん連合(UICC)は、世界100ヵ国以上の350を超える対がん組織からなるコンソーシアム(目的に達しようとする組織)で、2005年(平成17年)に世界がんキャンペーンを始めた。このキャンペーンでは、「子供には、煙草の煙のない環境を与える」「体を動かし、バランスの良い食事をし、肥満を避ける」「ウイルス性の肝臓がん、子宮頚がんには、ウイルスについて研究する」「日光を浴びすぎない」ことで、がんの40%は予防できると強調している。