1876年(明治9年)のこの日、官公庁で土曜半休・日曜休日制が実施された。
それまでは、1868年(明治元年)9月の太政官布告により、31日を除く1と6のつく日を休日としていた。しかし、欧米との交易などで不便があったため、欧米と同じ仕組みに改めることとした。
江戸時代末期、オランダ語で日曜日・休日を意味する「zondag」(ゾンターク・ゾンダッハ)という言葉が長崎出島より伝わった。それが訛って「ドンタク」となり、土曜日は半分が休日であることから「半ドンタク」、略して「半ドン」となったという説がある。この「ドンタク」は「博多どんたく」の名前の由来でもある。
また、1871年(明治4年)から皇居で毎日正午に空砲(午砲・ドン)を撃っており、土曜日は半日経った時間の「ドン」とともに仕事が終わることから、丸の内に勤める人たちの間で「半ドン」と呼ばれるようになったという説もある。「ドン」は全国の都市で行われるようになり、それとともに「半ドン」という言葉も全国に広まった。
午砲台(江戸東京たてもの園)
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日本の大企業として初めて「週休二日制」を導入したのは三菱電機で、1963年(昭和38年)より第1・第3土曜日を休日とする「隔週週休二日制」を導入し、国内における週休二日制導入、労働時間短縮の先駆となった。
その後、1980年代頃より土曜日を休日とする「完全週休二日制」が民間企業で広く採用されるようになり、1992年(平成4年)5月から国家公務員の完全週休二日制が実施された。
公立小中学校及び高等学校では、1992年(平成4年)9月から第2土曜日が休日となり、1995年(平成7年)4月から第2に加えて第4土曜日が休日となった。その後、2002年(平成14年)度から土曜日を休日とする「完全学校週5日制」が実施された。
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