香川県・小豆島の「オリーブを守る会」が1972年(昭和47年)に制定。
1950年(昭和25年)のこの日、昭和天皇が小豆島を巡幸の際にオリーブの種をお手播きされた。その種は発芽し、現在では立派な樹に成長している。
記念日には多くの人にオリーブを知ってもらいたいという願いが込められている。毎年、記念日に合わせて様々なイベントが開催される。
リンク:道の駅・小豆島オリーブ公園
オリーブ(olive)は、モクセイ科オリーブ属の常緑高木。果実は油分を多く含み、主要な食用油の一つであるオリーブ・オイルの原料である。地中海地方が原産とされる。
葉が小さくて硬く、比較的乾燥に強いことからスペインやイタリアなどの地中海地域で広く栽培されている。日本での栽培は香川県・小豆島で1910年(明治43年)頃はじめて成功した。
古代から重要な油糧作物として知られてきた。また、原産地が西洋文明の発祥区域の地中海沿岸であるため、聖書の記述をはじめ多くの文化的記録が残っている。
『旧約聖書』の物語「ノアの方舟」では、「神が起こした大洪水の後、陸地を探すためにノアの放った鳩が、オリーブの枝をくわえて帰ってきた。これを見たノアは、水が引き始めたことを知った」との一節がある。
このことからオリーブの枝は鳩と共に「平和の象徴」とされている。古くはオリンピックの勝者にクレタ島のオリーブの樹から作られたオリーブ冠が授けられた。現在では国際連合旗のほか、イタリアやイスラエルの国章などにオリーブの枝が使われている。