1861年のこの日、イギリスで世界初のパック旅行が行われた。
労働者委員会が企画し、旅行業者であるトーマス・クック(Thomas Cook、1808~1892年)が手配した労働者一行のツアーが、この日、ロンドン・ブリッジ駅からパリに向けて出発し、これが世界初のパック旅行となった。以降、さまざまなパックが組まれて団体旅行が一般的となった。
パック旅行(パックツアー、パッケージツアー)とは、旅行会社が企画・計画し、募集する旅行のことで、宿泊・交通・食事などの料金がセットになっている団体旅行のこと。日本の旅行業法上は「募集型企画旅行」という用語が用いられる。
パック旅行は、旅行費が割安になること、添乗員・ガイドが同行すること、観光名所を効率よく周遊できることなどが利点として挙げられる。また、法律上、旅行業者が旅程管理、旅程保証、特別保障の3つの責任を負うことになっているため、その点において個人の手配旅行に比べると安心できる。