水産事業・食品事業などを手がけ、DHAなどの水産機能性油脂の研究開発も行う株式会社マルハニチロ食品(現:マルハニチロ株式会社)が制定。
DHA(Docosahexaenoic Acid:ドコサヘキサエン酸)は、魚に多く含まれる不飽和脂肪酸であることから同社の調達力とともに高度な技術が食品や製薬、化粧品などに活用されている。日付はDHAが6つのシス型の二重結合を含む22個の炭素鎖をもつカルボン酸の総称であることから。記念日は一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
マルハニチロは東京都江東区豊洲に本社を置く。同社の缶詰には「あけぼの」と「マルハ」のブランドがあり、あけぼのさけ、さば水煮、秘伝いわし蒲焼、さんま蒲焼、まぐろフレーク味付などを製造・販売している。
DHAは、イワシやサバ、アジなどの青魚の魚油に多く含まれ、体内で合成できないα-リノレン酸を原料として生合成される必須脂肪酸である。摂取することで、中性脂肪やコレステロールの低下、学習効果などが認められる。また、成長期の乳幼児の脳や神経の発達に必要とされる。
日本人は昔から魚類を食べることによって多く摂取していたが、近年は減少傾向にある。これを補うために、EPA(Eicosapentaenoic Acid:エイコサペンタエン酸)とともにサプリメントが数多く販売されている。EPAは、DHAと同じく青魚の魚油に多く含まれ、α-リノレン酸を原料とする必須脂肪酸で、血液や血管の健康維持に重要で、血液サラサラ効果が期待できる。