ハム・ソーセージ・ベーコンなどの食肉加工品を製造するために必要な資材の斡旋、製造機械のリースなどを手がける日本ハム・ソーセージ工業協同組合が制定。
日付は「ハ(8)ム(6)」と読む語呂合わせから。
同組合が設立されたのは1949年(昭和24年)12月10日のことで、東京都渋谷区恵比寿に事務局を置く。事業として、組合員の取り扱う食肉加工品を共同で購買や販売、保管、運送、検査などを行う。
ハム(ham)は、豚肉・猪肉のもも肉などを塊のまま塩漬けした加工食品。燻製したものが多いが、しないものもある。英語の「ham」は元来「動物のもも肉」の意味だったが、「豚のもも肉を塩漬けにした加工食品」を指して使われる場合が多い。
豚の肩から腰にかけてのロース肉を使った「ロースハム」、肩肉を使った「タッソハム」「ショルダーハム」、もも肉を使った「ボンレスハム」、バラ肉を巻いて造った「ベリーハム」などがある。製造工程において加熱や煮沸などの処理を行わないものは、日本では「生ハム」と呼ばれることが多い。
まだ狩猟が盛んだった時代に、肉を塩漬けすることで長く保存ができることを古代の人が知ったのが、ハムやソーセージの始まりと言われている。日本にハムの製造技術が伝わったのは、19世紀の後半であった。
第一次世界大戦時にドイツ人捕虜として日本で食肉加工業に従事していたアウグスト・ローマイヤー(August Lohmeyer)が、1921年(大正10年)にロースハムを発明した。安価な値段と、日本人好みのさっぱりとした味から、ロースハムは日本で広く浸透していった。
ハムやソーセージは明治時代などかつては高級食材であったが、1960年(昭和35年)頃には一般家庭の食卓にのぼりはじめ、今ではすっかり日本の食文化に欠かせないものになっている。