神奈川県相模原市に本社を置く東洋羽毛工業株式会社が制定。
日付は同社の創立記念日である1954年(昭和29年)8月10日から。同社は日本初の羽毛寝具量産工場としてスタートし、高品質の羽毛ふとんを作り続けている。夏の真ん中の寝苦しい季節にも快適な寝具として吸湿発散性に優れた羽毛ふとんを普及させることが目的。記念日は2016年(平成28年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
羽毛の主な産地は、ポーランド、ハンガリー、ブルガリア、アイスランド、イギリス、フランス、ドイツ、アメリカ、カナダ、ロシア、中国などで、一般的には高緯度にある国が適している。また、寒暖の差の激しい地域で採れるものが良質とされている。
羽毛の善し悪しの最大のポイントは水鳥の飼育期間で、一般的には冬季に75日以上飼育しないと、成熟した羽毛が育たないとされている。また、水鳥にストレスを与えて育てると、ダウンが途中で抜けてしまうため、品質の揃ったダウンが取れない。水鳥のダウンが十分に成熟し、抜け替わる時期を狙って、丁寧に採取し選別されたものが良い羽毛である。
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