東京都千代田区丸の内に本社を置き、菓子・食品の製造・販売を行っているカルビー株式会社が制定。
日付は「かっぱえびせん」のキャッチコピーの「や(8)められない、と(10)まらない」から、8月10日(やめとま)としたもの。「かっぱえびせん」の美味しさをさらに多くの人味わってもらうことが目的。記念日は2017年(平成29年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
同社の「かっぱえびせん」は1964年(昭和39年)に発売のロングセラー商品で、香ばしいエビの香りとサクサクした食感で人気のスナック菓子。漫画家・清水崑(しみず こん、1912~1974年)の代表作『かっぱ天国』のキャラクターのカッパをパッケージに起用したためにこの名称となった。それまでは「かっぱあられ」という商品名であった。
1969年(昭和44年)のテレビCMで登場した「やめられない、とまらない」というキャッチコピーが当たり、「かっぱえびせん」はカルビー製菓の売上高を急激に押し上げる人気商品となった。
発売当初は瀬戸内海産の小エビを原料として使用していたが、現在はグリーンランド近海・中国・日本産のアカエビ・サルエビ・キシエビ・ホッコクアカエビの4種類で、製造時の漁獲量によって種類ごとの割合が変化する。なおパッケージに描かれているエビは一般的なエビのイメージを元にデザインされたもので、特に種の特定はされず、愛称も付けられていない。
「かっぱえびせん」はアメリカ、中国、タイ、シンガポールなど海外でも販売されている。また、塩分を通常の「かっぱえびせん」の40%カット、油をいっさい使用しない、大きさは通常の「かっぱえびせん」の約1/2などの特徴がある「1才からのかっぱえびせん」という商品もある。
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