世界自殺予防デー(9月10日 記念日)

国連の専門機関である世界保健機関(World Health Organization:WHO)が制定。国際デーの一つ。英語表記は「World Suicide Prevention Day:WSPD」。

この国際デーは、2003年(平成15年)に世界保健機関(WHO)と国際自殺防止協会(IASP)がスウェーデンのストックホルムで開催した世界自殺防止会議において制定された。日付はこの会議の初日であり、自殺に対する注意・関心を喚起し、自殺防止のための行動を促進することを目的としている。この日を中心として、世界中で自殺予防のためのイベントが開催される。

世界では年間80万人以上の人が自殺していると推定され、これは約40秒に1人が自殺により亡くなっている数字である。日本における自殺は主要な死因の一つであり、年間2万人以上の人が亡くなっている。また、日本における自殺率は世界的に見ても高い割合であり、特に若者の自殺率が高く、その対策が課題となっている。

日本では自殺対策基本法により、この日を初日とする一週間の9月10日~16日が「自殺予防週関」、月別自殺者数の最も多い3月が「自殺対策強化月間」に制定されている。関係省庁・地方自治体・関係団体などが連携して「誰も自殺に追い込まれることのない社会」の実現に向け、相談事業や啓発活動などの取り組みが実施される。

自殺予防週関

リンクWSPD厚生労働省Wikipedia

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カテゴリー「9月の記念日」「今日は何の日

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