国際標準化機構(International Organization for Standardization:ISO)と国際電気標準会議(International Electrotechnical Commission:IEC)が1960年(昭和35年)に制定。
記念日の英語表記は「World Standards Day」または「International Standards Day」。
1946年(昭和21年)のこの日、25ヵ国がイギリス・ロンドンに集まって、標準化を促進するための世界的な組織を創設することを決定した。この日は世界標準を策定した人たちに感謝し、労をねぎらう日である。また、標準の管理者・業界・消費者に対して、世界経済の標準化の重要性について意識を高めるための日である。
この日を含む10月1日~31日までの一ヵ月間を「工業標準化月間」として各国で標準化の強化活動が行われる。
日本では、1954年(昭和29年)に「工業標準化振興週間」を開始し、1994年(平成6年)から「工業標準化推進月間」に改めた。また、2019年(平成31年)から「産業標準化推進月間」に改め、普及活動のため、各種広報・表彰・講演会の開催などを実施している。
世界標準(international standard)は、各国の様々な規格や基準を世界で統一化することで円滑な国際交易をはかるためのもので、国際工業規格・国際会計基準などがある。交通信号機が緑・黄・赤の3色となっている事例や、船舶や航空機が右側通行に統一されていることなどが世界標準の例である。
日本では国際標準から派生して生まれた比喩的な表現の言葉にグローバル・スタンダード(global standard)がある。グローバル・スタンダードという言葉が、日本で多用されるようになったのは1997年(平成9年)以降であり、日本国外ではあまり使用されない和製英語と言われている。