コンビニなどで販売される加温まんじゅうの衛生管理や品質向上のために活動する日本加温食品協会が制定。
日付は二十四節気「秋分」を過ぎて朝晩の冷え込みが強まり温かいものが食べたくなる10月と、13で「ピ(1)ザ(3)まん」と読む語呂合わせから10月13日としたもの。
肉まん、あんまんに続く中華まんとして、「ピザまん」の美味しさをより多くの人に知ってもらい、味わってもらうことと、片手で食べられる食べやすさを広めるのが目的。記念日は2022年(令和4年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
日本加温食品協会は、1972年(昭和47年)に井村屋初代社長の井村二郎(いむら じろう、1914~2011年)が中華まん市場拡大に伴う小売店での飲食店営業許可減免、業界の品質向上、蒸し器(スチーマー)等の取扱い衛生管理の徹底などを目的にメーカー、関連業者と共に立ち上げた加温食品協議会を母体とする任意団体である。
井村屋では、冷凍の「肉まん」や「あんまん」「ピザまん」「大豆ミートまん」、具なしの中華まん「すまん」などの商品を製造・販売する。
また、「ピザまん」はセブン-イレブンやファミリーマート、ローソン、ミニストップなどのコンビニで販売される。生地はモチモチしていて食べ応えがあり、とろけるチーズが入ったものもある。寒い季節になると「ピザまん」や「肉まん」などの温かい中華まんが恋しくなる。
「ピザまん」の歴史としては、1979年(昭和54年)に井村屋が「ピザ肉まん」という名前の中華まんを発売したとの情報がある。当時は具をトマトケチャップで味付けしたもので、ピザとは異なる風味であった。
近年では中にチーズを入れ、イタリア風のトマトソースを使用するなど、本来のピザの味に近付けたものも多い。