1875年(明治8年)のこの日、キリスト教の教育者・新島襄(にいじま じょう、1843~1890年)らが京都・山城の地に私立の英学校を建てて「同志社」と名付けた。
この「同志社英学校」が現在の「同志社大学」(Doshisha University)の前身である。その後、1920年(大正9年)に同志社大学が設置された。同年の大学令によって日本で初めて大学として認可された私立8大学(旧制大学)の一つである。
同志社大学は、キリスト教プロテスタント系の会衆派教会(組合教会)の流れをくむが、いわゆるミッションスクールとは性質が異なり、キリスト教伝道を主たる目的としない(教育そのものを伝道の手段としない)。建学精神はキリスト教精神に基づく「良心教育」である。新島襄は建学の目的として、「良心を手腕に運用する人物」の育成を掲げた。
日本で最も古くから存在する高等教育機関の一つであり、現在では京都府内に2つの校地を有している。また、文部科学省の定める「グローバル30」(国際化拠点整備事業:大学の国際化のためのネットワーク形成推進事業)に採択された13大学のうちの一角を担う大学でもある。