1871年(明治3年)のこの日(旧暦)、日本初の日刊新聞『横浜毎日新聞』が創刊された。新暦では1月28日。
横浜活版舎(のち横浜毎日新聞社)が発行。この新聞は「近代新聞の祖」といわれ、活字を使用したタブロイド型西洋紙1枚刷り2ページだった。港出入りの船舶や両替相場など、港らしい記事が載っていた。
同新聞はたびたび改題されており、『東京毎日新聞』(略称「東毎」)と名乗っていた期間が最も長い。現存する全国紙の『毎日新聞』とは別系統である。
1923年(大正12年)9月1日の関東大震災で同新聞は大きな被害を受け、1940年(昭和15年)11月30日、野依秀市(のより ひでいち、1885~1968年)経営の『帝都日日新聞』(略称「帝日」)に吸収合併された。
関連する記念日として、東京で初めての日刊新聞『東京日日新聞』(現在の『毎日新聞』)が創刊された日の1872年(明治5年)2月21日に由来して2月21日は「東京初の日刊新聞創刊日」となっている。