鉄道の駅には小さな売店があり、その名称は鉄道会社によって異なる。最も有名な名前はJRの「キヨスク」だろう。
JRの売店が最初にできたのは国鉄時代の1932年(昭和7年)4月に誕生した上野駅・東京駅構内の10店舗である。当時の名前は「鉄道弘済会売店」という堅苦しいものであったが、1973年(昭和48年)に、鉄道弘済会が創立40周年を迎えたことを記念して、「Kiosk(キヨスク)」という愛称をつけた。
「KIOSK」は簡易構造物一般を指す英語だが、その語源はトルコ語の「あずまや」という意味である。また、「清く」や「気安く」という意味も込められている。この「KIOSK」という言葉は「駅の小さな売店」として国際的に使われていて、鉄道が発展している国なら世界共通語に近い言葉となっている。
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