オーボエは他の管楽器に比べて吹き込む穴が狭く、吹くときにかなり力が入る。頭部への力の入り方などから、俗に髪が抜けるといわれている。
打楽器のティンパニ奏者は打楽器の中で一番偉い人がなる。また、ティンパニをやっていると他の打楽器はやりたくなくなるという。ティンパニは曲の盛り上がりで叩くことが多く、影響力も大きいため、ティンパニが「打楽器の王様」とされている。
バイオリンには第一と第二がある。第一バイオリンはメロディばかりを弾いている。一方、第二バイオリンはメロディを弾くことはほとんどない。第二バイオリンは地味ではあるが、楽譜がややこしいことも多く、難しいとされている。
コンサートマスターとは、オーケストラの演奏をとりまとめる職をいい、細かな音だしのタイミングを指示するなど、オーケストラには絶対に欠かせない。一般には第一バイオリンの首席奏者がこの職を担う。
指揮者が突然舞台の上で死んでしまったことがある。ベルディの歌劇「アイーダ」の上演中に54歳の指揮者シノーポリが突然倒れ、死んでしまった。別の指揮者が来るまでコンサートマスターが立って指揮を行った。
指揮者というには本当はお飾りでよく、プロのオーケストラであれば指揮者は素人でも演奏が成り立つ。また、下手な指揮者の場合には皆がコンサートマスターの方を向くということもある。
本来オーケストラにピアノは入らない。ピアノとオーケストラの音域がほとんど同じため、ピアノでやっていることはほとんどオーケストラで出来てしまう。オーケストラがピアノと一緒に演奏する時は、ピアノがソリストとしてとても活躍する時だけ。その時、ピアニストはお金をたくさんもらうことができる。
2017/7/6
カテゴリー「歴史・文化」