飛行機が着陸時にドスンと衝撃が激しいのは、パイロットの操縦が下手なわけではなく、安全のためにわざと行っている。
着陸の瞬間
画像元:フジローの写真館
飛行機は着陸の時に衝撃を与えるとスピードを落とすことができ、滑りやすい滑走路でも早く停止することができる。スムーズに着陸した場合には衝撃がほとんど発生しないが、その代わりに滑走路を進む距離と時間がかかってしまう。長さに限りのある滑走路において、安全により早くスピードを落とすために、衝撃のある着陸を行っている。
また、雨などで路面に水が溜まっていてタイヤに水が絡まってしまうと「ハイドロプレーニング現象」という恐ろしい現象が発生してしまう。この現象になると飛行機が水の上を滑るようになり、ハンドルやブレーキが利かなくなる。そのため、着陸する時にドンと落として、ハイドロプレーニング現象を起きないような着陸をするのがむしろ上手いパイロットの操縦と言える。
2017/7/17
カテゴリー「乗り物」