タテ型の信号機とLED化の意味

道路の信号機にはタテ型とヨコ型があり、雪がよく降る北海道や東北などの地域ではタテ型が多い。

これは信号機に積もる雪の範囲を狭くして、雪の重みで壊れることを防ぐためである。近年ではLEDを採用した雪が積もりにくい薄型の信号機が登場したため、ヨコ型の信号機が増えているようだが、タテ型もまだまだ見られる。

LED式の信号機は従来の電球式の信号機と違って熱を発せず、積もった雪が溶けずに信号のランプが見えにくくなる問題があった。そこで信号機の角度を斜めに傾けることで、雪が積もるのを防いでいる。また、雪が積もらないようにLEDの部分をカプセルで覆ったタイプの信号機もある。

青森県のLED式の薄型信号機
信号機
LED式のカプセルが付いた信号機
信号機
画像元広く浅く

LED式の信号機は消費電力が6分の1程度と省エネルギー効果が高く電気料金を低減できる。また、従来の電球の寿命が約半年から1年程度であるのに対し、LEDの寿命は概ね6~8年と見込まれている。CO2の削減など環境への負荷を削減できることから急速に広がっている。

2017/10/14

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カテゴリー「生活・科学

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