天気のいい日に干した布団を取り込むと「お日さまの匂い」を感じられる。
その正体は太陽に含まれる紫外線や熱が、綿を作るセルロースや、洗濯後に残った汗や皮脂、洗剤の成分などをわずかに分解し、アルデヒドやアルコール、脂肪酸などの揮発性の物質に変化したものである。その香りを嗅ぐことで、気分の良いとき特有の脳波(α波)が表れる。どこか幸せになるあの匂いには科学的な根拠があった。
2017/10/16
カテゴリー「生活・科学」