ダイヤモンドは熱すると消えてなくなる

ダイヤモンドを800℃の高温で熱すると眩しく光り、熱し続けると跡形もなく消えてなくなる。

ダイヤモンド
画像元中央宝石研究所(楽天市場)

ダイヤモンドは最も硬い物質として知られているが、熱にはあまり強くない。100~200℃程度なら問題ないが、600℃付近から黒鉛化をはじめ、800℃を超えると炭化する。炭化するとダイヤモンドの特徴である硬さが失われ、軟化する。熱し続けると気化して二酸化炭素になり空気中に消えてしまう。

ダイヤモンドは「炭素の結晶」であり、元素記号は「C」と表記され、非金属原子に分類される。ダイヤモンドは原子同士が密に結びついていて、これが硬い理由であるが、一方で熱伝導率がとても高く燃えやすい。原子は硬度が高いほど燃えやすい性質がある。

関連記事:世界一硬い「ダイヤモンド」でも金づちで強く叩くと割れる

2017/9/24

このエントリーをはてなブックマークに追加

カテゴリー「生活・科学

関連記事