ネコの前脚は5本あり、くっついた4本と離れたところに人間の手で親指に相当する狼爪(ろうそう)と呼ばれる指がある。
ネコの前脚
画像元:猫の図書館
ネコは木を登る時に前脚を使い、その時に前脚の親指があると便利で、滑り止めになっている。また、獲物を捕まえる時にも使っている。しかし、後脚はあまり使うことがなく、必要ないため退化して4本になったと考えられている。
イヌもネコと同様に一般的には前脚が狼爪を含む5本で、後脚が4本となっている。ただし、大型犬など狼爪が2本あるイヌもいる。また、猟犬は走っている間に伸びすぎた植物が狼爪を裂いてしまうことがあるため、狼爪を子犬の時に切除する場合もある。
ちなみに、ネコ派とイヌ派どちらが多いかというと、飼育頭数で見ると2012(平成24年)ではイヌが約1,153万匹で、ネコが約975万匹と約200万匹もイヌが多かった。しかし、2016年(平成28年)ではイヌが約988万匹で、ネコが985万匹とネコがイヌを追い抜かすほどの勢いで増加している。
その理由は可愛さもあるが、一因に高齢化も関係している。イヌを飼いたくても毎日の散歩など体力的に不安を抱えている高齢者が多く、ネコを飼う人が急増している。
2017/11/11
カテゴリー「生き物」