2013~2014年に意識的に涙を流してストレスを解消する「涙活」(るいかつ)が話題になったが、最近SNSでは映画やドラマを見て泣いたことをアピール人が増えている。
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そんな「泣けたアピール」がブームとなっている現在だが、「泣ける映画を見ると太る」という事実がある。「泣ける映画」と「笑える映画」を鑑賞している時の行動を見ると明らかな違いがある。
注目すべきは「食べ物を口にする回数」である。泣ける映画を見ると食べ物を口にする回数が増える。人間は悲しさが募ると「グレリン」(ghrelin)という食欲増進ホルモンが分泌される傾向がある。グレリンは、胃から産生されるペプチドホルモンで、視床下部に働いて食欲を増進させる働きを持つ。
アメリカのコーネル大学が行った研究によると、「笑える映画」より「泣ける映画」を見た方がポップコーンを食べる量が28%も多くなったという結果も出ている。
泣ける映画を見ると食欲が増加して、太る可能性があるため注意が必要である。特に女性は共感脳が男性よりも強く、グレリンが分泌されやすいため、泣ける映画を見ると女性の方が太りやすい傾向にある。
ちなみに、「笑える映画」としてはTSUTAYAの「喜劇部門」第1位の『テルマエ・ロマエ』、「泣ける映画」としては「絶対に泣いてしまう映画」第1位の『火垂るの墓』が挙げられる。
2017/12/14
カテゴリー「生活・科学」