1956年(昭和31年)のこの日、アメリカ合衆国の女優グレース・ケリーとモナコ公国のレーニエ3世が婚約を発表した。
グレース・ケリー(Grace Kelly、1929~ 1982年)は、同時代の女優マリリン・モンロー(Marilyn Monroe、1926~1962年)の明るさとセクシーさを前面に出した美貌とは対照的な、気品に満ちたもので、「クール・ビューティー」(cool beauty)と賛美された。
人気絶頂の最中、同年4月19日にモナコ大公との華麗な結婚式を挙げ、女優業から引退した。当時、このシンデレラ・ストーリーは世界中の話題となった。
翌1957年(昭和32年)に長女の妊娠をマスコミに悟られないよう、カメラを向けられた際、エルメスの鞄「サック・ア・クロワ」でお腹を隠した。この事でバッグが有名になり、商品は「ケリーバッグ」(Kelly bag)と改名されたという逸話がある。