夜の12時までに帰らなければならない「シンデレラ」のように、一年で一番夜の時間が気になる日であることから。
「シンデレラ」(Cinderella)は、童話の一つであり、その主人公の名前でもある。フランスの文学者シャルル・ペロー(Charles Perrault、1628~1703年)による物語や、19世紀のドイツの文学者グリム兄弟(Brüder Grimm)による『グリム童話』の物語が一般によく知られている。
原話の物語にガラスの靴を履かせ、カボチャの馬車に乗せるというモチーフを付け加えたのが、シャルル・ペローであると言われている。
和名は『灰かぶり姫』あるいは『灰かぶり』。シンデレラは本来「エラ」という名前だが、灰で汚れた姿を継母達が「灰かぶりのエラ」(シンダーエラ)と馬鹿にしてからかったことから、「シンデレラ」と呼ばれるようになった。
シャルル・ペローの童話を原作として、ディズニーによるアニメーション映画『シンデレラ』が1950年(昭和25年)にアメリカで公開された。製作者のウォルト・ディズニー(Walt Disney、1901~1966年)はこの映画の構想に27年もかけたという。その後、リメイクとして実写映画『シンデレラ』が2015年(平成27年)に公開された。
物語の中で、ガラスの靴を履いたシンデレラは「12時になったら魔法は解ける」という忠告を聞き、カボチャの馬車に乗って王子のいる城に向かうこととなる。