ケンピの日(1月7日 記念日)

高知県高知市で長い歴史を持つ菓子鋪の有限会社西川屋老舗が制定。

ケンピは、小麦粉と砂糖、わずかな卵を混ぜて練って延ばし、細切りにして焼き上げた素朴な甘さの干菓子で、その堅さからケンピ(堅干)と名付けられた土佐伝統の焼菓子。江戸時代から続くケンピを多くの人に親しんでもらい、それにまつわる菓子文化を知ってもらうのが目的。

ケンピ

日付は西川屋の祖先は白髪素麺の製法をヒントにこの菓子を創製し土佐藩初代藩主の山内一豊(やまうち かずとよ、1545~1605年)公に献上し、御用菓子司を拝命したとされる1601年(慶長6年)1月7日(旧暦)から。

記念日は2024年(令和6年)に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。

なお、ケンピと芋けんぴは異なる菓子。大正時代に高知県東部で生産が始まった芋けんぴは、ケンピと形が似ているためにそう呼ばれるようになった。芋けんぴは知られているが、そのルーツであるケンピと土佐の菓子文化について広く知ってもらおうと記念日とした。

西川屋

西川屋はその遠い祖先が白髪素麺・麩・菓子を製造しており、土佐藩の御用商人として仕えた。また、近年においては1950年(昭和25年)などに天皇陛下に同店の銘菓・梅不しやケンピを献上している。

ケンピは、噛みしめるごとにじんわりと風味が広がる創作菓子で、西川屋の歴史を語る伝統の味。江戸時代の1688年(元禄初年)に西川屋才兵衛が高知県赤岡町に店舗を構えてから広く一般に売出し、今日では伝統の土佐菓子として親しまれている。

リンク西川屋

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カテゴリー「1月の記念日」「今日は何の日

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