毎月8日は薬師如来の縁日である。これは、薬師如来の徳を講讃する法会「薬師講」に由来すると考えられている。
1月8日は一年最初の縁日であり、「初薬師」と呼ばれている。縁日には祭祀や供養が行われる。
薬師如来(やくしにょらい)は、詳しくは薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)といい、大乗仏教における如来の一尊である。大医王、医王善逝(いおうぜんぜい)とも称する。
菩薩としての修行時代に12の本願を立て、人々の病患を救うとともに悟りに導くことを誓った仏である。左手に薬壷(やっこ)を持ち、右手の薬指が前に出ているのが特徴で、病気を治す仏として知られる。如来の中で、物を持つのは薬師如来だけである。
国分寺のほとんどは現在は薬師如来を本尊としている。薬師如来のサンスクリット語での名前はバイシャジヤ・グル(Bhaiṣajya‐guru)であり、バイシャジヤは医薬・医療、グルは導師・指導者の意味である。
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