石川県金沢市に本社を置き、木材や総合建材、住宅設備機器の販売などを手がける加賀木材株式会社が制定。
「能登ヒバ」は能登地方(輪島市・穴水町など)で育つ針葉樹で、建築材として優れた性質を持ち、強い殺菌・防腐効果がある石川県の県木。日付は「ヒ(1)バ(8)」と読む語呂合わせから。
2024年(令和6年)1月1日に発生した能登半島地震で「能登ヒバ」の主な生産地は甚大な被害を受けたことから、記念日を通して「能登ヒバ」を活用した体験やその製品を観光資源にするなど、地震からの復興のシンボルとするのが目的。
記念日は2024年に一般社団法人・日本記念日協会により認定・登録された。
加賀木材株式会社は1900年(明治33年)に材木商として創業し、1947年(昭和22年)12月に設立した会社。資本金は3000万円、従業員数は40名となっている。
木材や建材、住宅設備機器などの商社として国内・海外から資材を調達して販売するほか、メーカーとして付加価値の高い木材製品や建築資材を企画・開発している。
近年では、金沢工業大学との技術協力により、地元石川のスギを使った不燃木材の製造・販売を開始。さらに、能登固有のヒバ材を活用した商品をBtoC向け(企業が一般消費者に対して商品やサービスを提供する取引形態)に開発し、新事業にも次々挑戦している。
ヒバ(檜葉)はヒノキ科アスナロ属に属し、冷温帯に生育する日本固有の植物。アスナロ(翌檜)やアテ(档)とも呼ばれる。木材の中でもヒバは、湿気に強く非常に腐りにくい・優れた耐久性・耐朽性を持つ木である。
金沢城や石川県の神社仏閣などにはヒバ材が多く使われている。同社は地元石川県の能登半島に分布する「能登ヒバ」に着目し、土台や柱、家具、ウッドチップやエッセンシャルオイルなど、幅広い製品を開発・製造している。