宮城県仙台市に本店を置き、ケーキや焼き菓子、プリンなどを製造・販売する洋菓子店カウベルが2007年(平成19年)に制定。
日付はカレンダーで22日の真上には15日があり、ショートケーキの上には苺(イチゴ)がのっていることから。
この記念日に関連して、制定した団体や目的などの詳細は定かではないが、毎月15日は「いち(1)ご(5)」(苺)と読む語呂合わせから「いちごの日」となっている。
記念日を制定したカウベルは、1948年(昭和23年)創業の老舗洋菓子店を前身として2007年(平成19年)に設立された。
その後、仙台市内に4店舗を展開するなど当地では高い知名度を有していたが、景気低迷による売上の減少や、2011年(平成23年)に発生した東日本大震災の影響などにより、やむなく事業を停止したとの情報がある。
その一方で、この日は「ショートケーキの日」として店のショートケーキを宣伝したり、この日限定のショートケーキを販売したり、割引サービスを実施したりする洋菓子店などを確認できる。
例えば、2021年(令和3年)1月時点の情報として、銀座コージーコーナーでは「ショートケーキの日」にちなんで毎月22日に「苺のショートケーキ」などを10%OFFで販売している。
「ショートケーキ(shortcake)」は、洋菓子のケーキの一種で、その形態や定義は国によって異なる。
日本では「スポンジケーキの間にホイップクリームや果物を挟んで重ね、さらに表面もホイップクリームや果物で飾りつけたケーキ」を意味する場合が多く、「イチゴのショートケーキ」が代表的である。一方、このようなケーキは英語圏では「レイヤーケーキ(layer cake)」などと呼ばれる。
ショートケーキの「ショート」の語源については諸説あり、アメリカの「ショートケーキ」と呼ばれる菓子をヒントとして作られたとする説や、イギリスの伝統的な菓子「ショートブレッド(shortbread)」にイチゴとクリームを挟んだ菓子から始まったとする説、短時間で作れることから「ショートタイム(short time)」に由来する説、英語「short」の「サクサクした」や「もろい」という意味に由来する説などがある。
「短い」という意味の「ショート」からカットケーキ(ピースケーキ)の意味で用いる人もいるが、ショートケーキの原義には「小さいケーキ」や「切ったケーキ」という意味は含まれていない。
日本のショートケーキは、フランスあるいはアメリカのショートケーキを日本風にアレンジしたものである。日本では最もポピュラーなケーキでもあり、ケーキを提供する洋菓子店やカフェでは外せない一品となっている。
「ケーキ」に関連する記念日として、1月6日は「ケーキの日」、6月6日は「ロールケーキの日」、7月12日は「デコレーションケーキの日」、毎月6日は「手巻きロールケーキの日」、毎月8日は「ホールケーキの日」、毎月10日は「パンケーキの日」となっている。
リンク:銀座コージーコーナー、Wikipedia、コトバンク